庇護雑記

フィクションだから。

さめざめ

帰り道にふたりの女がガールズバーのプラカードを首から下げて、勧誘の謳い文句を宣うわけでもなくただビニール傘をさしてぼんやりとつま先をみつめている姿を見る度に、借金を背負わされて売り飛ばされた挙句のあの姿なんだろうかって考えて妙に切なくなる …

惡の華

放念しなさい、あなたが手を汚さずとも鉄槌は下るものです もうすぐ体制が変わって大きな仕事を任せられる。しんどいなんて当たり前で、それでも今まで生きてきてこんなにもやりがいを感じたことなんてなかった。そこらじゅうにチャンスが転がってる。普通に…

もょもと

ひとりでマンションに住み始めて 念願だった仕事をやるようになって やっとひと山乗り越えたかのように見えたけど すごいねすごいねなんて言われるけど まぁわがままなんでしょうね私は 恵まれてるとか運がいいなんていうのは分かってるけどそれでも自分の努…

エクストリームロマンス

曽根崎心中で、心中こそが究極の愛だと訴えて現代でも語り継がれているあたり真理であったりするのだろうなと思うし、自分もそう考えるところがある。 噛み合わなくて金属疲労を起こして崩れつつあった人生の歯車が一気に修復されて勢いよく回り始めて、ここ…

dive

犠牲を払って何かを掴む覚悟はしてたけど いざ夢が目の前に転がってくると怖じ気付く 全部が変わるスピードに自分耐えられんのかな 不安が大きい 期待なんて正直ほとんどないかもしれない 飛び込むの怖い、ぜんぶひとりなんだもん

ファッションメンヘラ

なんなの? 私は、自分含め長い付き合いの友達や大事な人など右手すべての指使ってしまうくらいの数の人が本物のそれになってしまって、辛いところも悲惨なところも見ているし、支えたり支えあったりなんやかんやしているから簡単に鬱だとかいう言葉を使われ…

願望夢って知ってるか。 まぁ、読んで字のごとく自分の願望がそのまま夢になって見るものなんだけど。初めてあんなに自分の願望が詰め込まれた夢を見てちょー切なくなった。なんか夢の中で薄々勘づいてんだよね。私がこんなに幸せなはずがない、って思っちゃ…

サイコ

ガラケーの頃、携帯のストラップを何十個もつけている同級生がいた。それか携帯よりもめちゃくちゃでかいぬいぐるみのストラップつけてる子とか。 私はひとつも付けてなかったなぁーってそれは自分らしさの象徴だったなと回顧する 興味がなくなったり飽きた…

溶けた電球

暗がりを売りにする洒落たレストランで、大量に吊り下がっている電球のひとつひとつを見ながら話を少しずつ聞き流していた 右から左にただ抜けていくわけではない。 右から左に香りながら抜けていくのです この二つの違いがわからない人が多すぎるから、わた…

さよなら人類

自分がもし大学になんて行かずに自分のやりたいこと全てに手を出していたら、今とは全く違う人生を歩めていたんだろうか 進学しない、なんていう選択肢なんてなかった。そもそも一つの道しか見えないようになってた。それが今の日本の正解だったからだ。当然…

なんかもうだいたいロリコンだし

そうでしょ。 全部を放り投げてふらっと誰にも言わずに、最低限のものしか持たずに終点が何地方なのかすらわからない電車に乗りたい。SIMカードを抜いたスマホからアプリを全部消してゆっくりビルが消えていくのをみていたい。そこに音楽があったら最高だ 賭…

彷徨う

対角線上にある間接照明だけをつけて人工的な冷たい風を浴びながら、好きな人の声を聞いている時が私は一番幸せなような気がする。 タイムリミットまでをどのように過ごすべきなのかわからず、なんとなく部屋にポスターを貼ってみたりイヤホンではなくスピー…

されど空の蒼さを知る

当たり前のことではあるんだけど時間というものは滞ることなく流れてしまっているのであって、このまま東京が核攻撃に遭うだとかテロが起きて非常事態宣言が出されるとか、そんな物騒なよその国の日常が日本に持ち込まれない限り、私は来週戦いの場に引きず…

ファッキンクソビッチ

ネット上の友達、顔も見たことないし本当の名前も知らない。大阪に住んでいて、歳は同じで銀行員。私と好きなバンドが同じ。 好きなものが同じな人は、物事を見る角度が近い。その子が「カップルが旅行に行って浴衣着てるツーショ見る度に うわぁ、セじゃん。…

目の前に伊野尾慧

がいたのです。 沼、というものにハマったのは私が就活生の時、24hTVでHey! Say! JUMPがパーソナリティーとして出演していた時のことである。 初めてマトモに顔を見た。断トツに可愛かった。あまりにも顔が可愛すぎた。V6の岡田くんが「伊野尾が可愛い腹が立…

なんだか自慢たらしいが書きたい。ので書く。 面白かったから。 高校1年の頃、私はB組だったのだが、先日G組の同窓会が開かれたそうで当時1Gだった私の友達が出席した。 進級する度にクラスはシャッフルされるので3年過ごせばどこかしらで同じクラスになった…

勝ち逃げ

なんとなく導かれるものを感じて 挑戦くらいはしてみようかなと思った だめなら逃げればいい、死ぬ寸前までやる 私は他力本願の甘ったれボケとは違う 一緒にされてたまるか 今までずっと自分の爪をたててた 剥げてもボロボロになっても てなわけでわたしがス…

初恋

彼のちぎれた腹から吹き出した血を受け止めた時、私は確かに彼の熱を感じました。私を優しく抱きかかえるかのように、頭のてっぺんから肩へ胸へとねっとりとした執着を浴びました。唇を割って染み入る赤い熱は、非常に甘くいつまでも味わっていられるように…

記録

別に深い意味なんてなかったわ。 灰色の分厚い雲が脳内に垂れこめてくると急な雨に備えて傘を探したり、屋根のあるところまで走ってみたり、そんな感じで、誰だって雨をしのぐでしょう。ずぶ濡れになるなんて嫌じゃない。あなたもそうでしょう? それと同じ…

吐きたくなるほど愛されたい

フラワーカンパニーズの吐きたくなるほど愛されたいが、飛び降りの曲だと気付いたのはガラガラの快速電車に揺られている時だった。スカイダイビング、地面につくまであと何秒、涙なんて流せない、最後加速していくドラムとギターの旋律、なにより鈴木圭介の…

球体について

ずっと隠していたことをバラしてしまった 本物の私を見たかはわからないけど、まあたぶん確認しただろう、と思う。すべての人が受け入れてくれるなんて思ってない。怖がって逃げていく人がいたとしても引き止めない。引き止める資格なんてないから。 でもや…

つらい、しんどい 好きなバンドのライブがたくさんあるから生きる気力に出来ると思ってたけどだめだった、これでだめなら私はもう何をもってしてもダメだ。苦情が来るんじゃないかってくらい大きな音で孤独を埋めてもすきま風が突き刺さって切り傷が増えてい…

彼岸

頭の中でついにちぎれてしまった 必死に手繰り寄せていた糸が まだ幼く清廉だったあの頃は、互いの瞳の色素を観察するだけで幸せだった。年上先輩には気をつけろ、変なウォレットチェーンなんてつけないでね、そっちこそ金髪とかにするなよ、煙草なんかもだ…

辛さがどうしようもない 虚しくて悲しくて寂しくてすべてがいや 自分のことが心の底から嫌いだ。 友達と一緒なら平気だと思っていたのにやっぱり私はダメなようだ。増え続ける病気に苦しみ耐え続ける。未来を語るのは楽しいものなのかな。わたしはそう思えな…

23才の夏休み

鬱だ。表向きは。 パニック障害だ。表向きは。 ほんとは、ちがうけど。先生たちが名前を変えてくれてるの分かってる。私の思考パターンを踏まえた上で大枠だけを伝えてくれてる。 誰にどこまで言ったかを忘れた。全部もうしまってしまおう、奥の方で鍵をかけ…

早贄

飛べるようになったばかりのカラスが意気揚々と飛び回っている姿を見て片っ端からぶちのめしていくという悪い妄想に取り憑かれながらノマドワーカーをしている。 次々と羽根を引き抜かれていくことなどつゆも考えていない奴らは、翼がボロボロのスカスカにな…

山田亮一が死んだら私は生きるのをやめる

NO MUSIC NO LIFEって糸井重里が考えたんだっけ。ちがったらごめん。 そのロゴTを着ながらもヘッドホンを首にかけてるやつ、今お前死んどるやんけ、なんて思いながら、twitterで邦ロック厨たちの謎のハッシュタグ、日曜日だからなんたらかんたらってやつを横…

そうですね。わたし、可愛いんで。

チョコレート、アイス、マカロン、ケーキ、可愛いものみんな溶けて、私の一部になればいい 可愛いのかたまりを次々と摂取しては吸収しきれずに吐き出されていくドロドロの可愛い 可愛いことだけが正義なのだ 可愛い、可愛い、可愛い。 女の子はそれだけで生…

舞い上がる塵

寒かった。 冷たい風が容赦なく吹くせいで細かいラメの入ったグロスを丁寧に塗った唇に髪がくっついて最悪だしデニムのスカートですら捲れそうになるし氷みたいに冷えきった手を温めるために自販機で好きでもない甘い飲み物を買った。こいつは駅から徒歩2分…

冷たい花

軽く心配されるのは正直嬉しいけども だけど過度な心配はかけられないから本当のことなんて言えなかった。言うつもりもなかったけど 嘘なの?って言われたら嘘なのかもしれない。少なくとも真実ではない。だけど演じることに慣れてしまった私はコントローラ…