庇護雑記

フィクションだから。

spoil


めまぐるしい
どうしたらいいのかわかんなくなってきた
何に噛みついてたのか切りつけてきたのか
私の記憶が改竄されてたものだとしたら
色が見えなくなってきた
わかんないから全部手放したい
羽を伸ばしてふわりと飛び降りたい


こうして目の前に並べられるものだけを、私と記憶を共有した人だけをずっと眺めて愛で続けることだけが私の幸せなのだから
それだけが揺らぐことのない私だけの要塞なんだから
ここまでたどり着くのは命懸けだった
穢れた価値も理性もない人間千切れたコートの脇腹ナイフみたいなワープロの文字滑り込んでくる地下鉄腕から滑り落ちて行った荷物

もう壊したくない壊されたくない
きれいなところにいたい
濁ったものには触れたくない
穢れた目はつぶしてまわりたい
私に紫の熱を押し付けないで


それなのに

結局いちばん嫌いなのは自分のことだ