庇護雑記

フィクションだから。

陰日向に枯れる


ザワザワする
何だろうこれわかんないけど
はっきりとした正体はわかんないけど確か私
小学校低学年の頃からずっとこれを
このやり場のないこれを
ずっと閉じ込めていた気がする

私子供の頃からそうだったんじゃん
あの頃は素直に言えてたのにもう言えない
あの頃の方がちゃんと自分のこと分かってた
今はぐちゃぐちゃでもうなんにも分かんない
ただただ寒いそれだけ



昔のあの子はもういない
もうどこにもいないのか 消えちゃったのか
寂しくて悲しくて少し怖くてそれでも
なんにもできないから私は左の横顔を見て
右の横顔はあっちにまかせて
ねえ、なんでこんな風に

電車が陸橋を渡る大きく車体が揺れる
目の前のつり革を握る袖がずり落ちる
ねえ、なんで

じわじわと染み込んでいってだけどベクトルは違っていてぎゅってしてあげてもきっと血の気のないお人形の今は私の冷たい手の感触も5分の1くらいしか伝わらないだろう
温かな方へ助けを求めてみるもお手上げのようだった

ねえなんでこんな風になっちゃったんだろう


神様の盲点で私たちは生きてるのかなあ