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庇護雑記

フィクションだから。

mo5#89knm



月が満ちた時、やっと満月になってくれたと言って眺められる人と
これからあの月は欠けていってしまうのだと悲観する人の2種類がいたとすると、言わずもがな私は完全に後者だ

好きなバンドのライブが終わって、楽しかったと幸せに浸れる人が不思議でたまらなかった
この楽しみのためにその日まで生きてたのに、それが終わってしまったっていう悲しさ切なさ喪失感、に一気に埋め尽くされて抜け殻のようになりながらいつも電車に揺られてた



喪失感だ
私を慢性的に苦しめているものは


だっていなくなっちゃったじゃない
いなくなっちゃった、

永遠はないなどとのたまう所以は私がそれを証明することができないから。証明することのできない脆弱な人間だからだ



水色が強制的にぶちまけられた世界で私は影を作ってる

青い夏に
砂浜に多くの足跡を残さなければ波打ち際までたどり着けなかった頃の記憶
向日葵のついたゴムで髪を二つに結んだ少女

あの浮き輪
肺活量の少ない私は浮き輪を膨らますのに手こずった。大きな手で浮き輪を掴みあげ浮き輪の形を作り出したのは、私ではない

大切にしたい記憶がある
それ以上に消したい、消えない記憶がある
太陽の眩しく、波が足許をすくったあの記憶はじわじわと首を締め付ける記憶に追いやられて浮遊して海の底に沈んだ
原色が褪せていくのをテレビの画面をぼーっと見つめているような気分で眺めてる
液晶の向こう側、どこか知らない世界で起きてる物語なのだと錯覚しようとしてる

液晶が勢い良く割れて破片が腕を切り裂く、痛みで目が醒める、現実を砕いたナイフに心臓を貫かれる

繰り返される痛みの中で私が手を伸ばしたくなるものは大体手の届かないところにある

生きることはどうしてこうも難しいのか
学びのために生まれたとするならば
私は何を学び経験し魂を研磨すべきだったのか
いつの間にかできる痣を数えるために生まれたわけではなかろう



未来ってどこにある?
何味なのかなあ
どんな色してるのかなあ

とりあえずきょうはあたまつかってきますね

そして夜は。ついにかあ。
なんだかさよならな気分だ。
勝手にさよならな気分。

さよならしないでよー。


なんて
うまくいくといいね


花火したい
あと金魚みに行きたい





なんか夏っぽい。


時計の針が止まってみえる現象のことだよ