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庇護雑記

フィクションだから。

 

 

朝の心臓が溶けていくような動悸がきついから眠るのがいやだ。いま化粧水の青い瓶が落ちて透明のキャップが割れた。

美しすぎて壊したくなるって発言したのはとても人間味を感じて好印象だった。きっとたぶん、大切に丸くして磨いて守り続けてきたものだとしても一瞬の衝動で跡形もなく壊してしまう日が来るかもしれないよ。それは誰しもがそうなんだよ。その引き金は愛の濁りだって前にも言ったじゃない

光の屈折がイコールにならなくなったとき私は私の手で大切なものを壊すでしょう。取り返しのつかないくらいにぐちゃぐちゃにしてしまうのではないかと思う。そして罪悪感で命が絶えるギリギリまで苦しみ続けるのだと思う。でもその醜いどす黒い塊こそが愛の権化だったりするんじゃないかともわたしは考えてたり、するわけで、痛みも苦しみも伴うものがきっと愛だから。美しさなんてぜんぶ嘘で塗り固めた虚像でしかないから。