庇護雑記

嘘たち

2016-01-01から1年間の記事一覧

今日は5億年ぶりに一度も死にたいと思わなかったのではなまるください おやすみなさい

朝の心臓が溶けていくような動悸がきついから眠るのがいやだ。いま化粧水の青い瓶が落ちて透明のキャップが割れた。 美しすぎて壊したくなるって発言したのはとても人間味を感じて好印象だった。きっとたぶん、大切に丸くして磨いて守り続けてきたものだとし…

童話

一人の少女がいました。 少女の頭の中には、幼い頃に目をじっと見つめながらナイフを握って近付いてきた乳母の顔がしっかりと焼きついていました。その瞳と銀色に光るナイフの冷たさは一瞬にして少女の五感に刻み込まれ、いつでも少女はその鋭利な痛みを鮮明…

灯火

ちょっと悪魔やってみたら面白かった。 私わかるから、わかっちゃうから。ごめんね 何も言ってないのにわかっちゃうの不思議だなあって他人事のように思ってた。そういうの久々だから懐かしむ気分にすらなる。このままでいいのかな?いいわけがないな?でも…

深淵

いろんな変化が起きたり新しい経験が増えた 坂道をゴロゴロボールが転がっていくみたいに毎日がめまぐるしくて正直全くついていけないし、出来ることなら自分だけの世界と空間に閉じこもる生活に戻りたい、、と思ったりもする。未だに。 海辺で花火をした 火…

ゆめ

強く手を引かれるがまま深くて濃い緑の果てまで鋭角の蔦を足首に引っ掛けながらお揃いの幾何学模様を作って戻ることなんてできないねこんなところまで迷い込んでしまったらでもこれがずっと望んでたものでしょ幸せだねって泣いてる小雨に薄められて笑ってる…